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2005/03/27

ガンダムSEED DESTINY 23話(毒入り)

今回はつまり
カガリ「この紋所が目に入らぬかっ ひかえぃ ひかえぃ 
ユウナ「ええいッ 公の名を騙る不届き者めっ。ものども、であえぃであえぃ
って話です(笑)

とりあえず良かった点は、戦闘シーンが面白かった事。先週がイマイチだっただけに心配だったが今週はその汚名を返上。特にグフはヒート剣やヒートロッド等々の独自の武装を活かした殺陣は見応えあり。今回で退場になのがもったいないくらいだ。また変形を駆使したセイバーとカオスとの空中戦もスピーディでなかなか良かった。

じゃあダメだった点はというと、それ以外全部かな(笑)

とにかく登場人物がまともに頭をつかっているように見えない。
その筆頭はもちろんカガリ。子供のケンカじゃないんだから「やめろ」と言われても止められるか! カガリって政治的センスが全くないんだよなぁ。せめて感動的な演説でもしてくれればいいけど「私は元首だ、だから軍を引け」って前線の兵士に言われてもねぇ。事情をよく知らない末端の兵士にとっては、行方不明だった国家元首が、国元から遠く離れた場所に突然あらわれ、戦闘中に停戦を呼びかけるわけですから… 
そんな怪しげな事を信じろという方が無理な話。どれだけ無謀で能天気なやり方か、事前にだれか気付いてカガリに教えてやれよ。しかもそれが失敗した後も戦場に残って父親の回想にふけって泣きじゃくる。この徹底したカガリの「空気の読めなさ」はすばらしい(笑)

ホントになんだこの場違いな水戸黄門みたいな展開は? 先週の放送の後、「いくらなんでも戦場で、カガリが名乗り出て、その威光をつかって戦闘を止めるってのは無いだろうなぁ」と予想してたんですが、まさかそのものズバリだったんでひっくりかえっちゃいましたよ。 しかもその後のユウナの対応が悪代官そのものなのが更に笑いを誘う。でも劇中ではこの上なく情けなく描かれてるもののユウナの主張は政治的にも完全に正しい。 彼女が本物である証拠は何一つ無いし、誘拐同然に連れ去られている以上その言葉が強要されたものだと考えるのは当然。
カガリ側がオーブ軍の指揮官やミネルバに接触をしてこなかったのも理解できない。 アスランいることをカガリ側が知らなかったにしても、艦長同士はオーブで面識がありましたし、オーブ脱出時に情報を流したバルトフェルトが交渉すれば、損傷していたミネルバの撤退もありえたんじゃないかな?

ザフト側も頭が悪い。出撃したものの甲板に張り付いたままで砲台扱いのザク2機。機動兵器の意味無いじゃん! 先週、偵察で敵が海上兵力なのは判明してた筈だから、水中戦なり空中戦なりを想定して装備を整えてくれ。単体で飛べないなら前作で出たドダイみたいなサポートメカを使え!

ハイネの死にっぷりもまた救いが無い。3機の中でも海上戦では一番弱そうなガイアを相手に、撃墜するでも無くて結果的に足止めのみ、であっさりとフリーダムにやられちゃうのが泣けてくる。
右腕が破壊された時点で戦闘力はほぼ皆無なのにフリーダムにつっこんでいく意図が不明。
 そんな限りなく無駄死にに近い状況なもんで、爆発の中に笑顔の幻を重ねるという本来なら感動的な演出も、なんだか大袈裟に感じられギャグにしか見えない。

アークエンジェルの介入で一番被害が大きかったのは、主砲を破壊された上、優秀なパイロットが戦死したミネルバだろう。 ほぼ全戦力を投入しつつも、かなりの数の撃墜が確認されたオーブ側は政治的にも立場が悪化。 一番被害が少なそうだったのが、この戦闘の実質的な元凶でありながら、戦力を温存していた連合だったってのは皮肉だなぁ。 本当に何がしたかったんだアークエンジェルは?

 シンが主人公らしくないことはいまさら指摘するまでもないことだけど、スタッフがそれを改善する気がないように見えるのは大問題。 
今回のオーブ参戦やアークエンジェルの介入、ハイネの登場と戦死といった一連のイベントにしても、シンではなくアスランのドラマを強化する要素になっているのはどうか?
 それにきちんとした理由があるのならば別に構わないだろう。例えば、未だ明らかにされていないが作劇上の意図や計算の上でシンを冷遇しているだけであるとか、シンは単に名目上の主人公で本来描きたかったのはアスランの物語であるとか、そういった製作側の明確なビジョンがあれば文句は無いのだが、私には、シンの主人公としての不遇な状況は、単にシナリオや構成の拙さ故であるようにしか思えない。
 スタッフが、シン・アスカの設定書に“主人公”と書いてガンダムに乗せただけで、視聴者が彼を主人公と認識すると思っているなら大きな間違いだ。 劇中で主人公として扱われなければ、シンはちょっと出番の多い脇役と大差ないのだ。

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