まとめて響鬼「四十二、四十三、四十四之巻」感想
いろいろあって溜まってた感想をまとめて一気に消化しちゃいます。
「四十二之巻 猛る妖魔」
あっなるほど、桐矢って思いっきり勘違いしてたのね。 要は「変身の仕方」さえ教えられれば鬼になれるとずっと思ってたわけか。 彼にとって修行とは「呪文なり音角の使い方なりを教わること」であって「心身を鍛える」ってのは修行でもなんでもないわけなのね。
それで彼の一連の行動や発言にも納得できましたよ。 運動音痴でその上根性がないのに「俺なら鬼になれる」と自信たっぷりに言えたのはひとえにこの“勘違い”が原因だったのね。
それであきらくんにもあんなにひどい言葉が言えたのか。
「変身の仕方を教わればすぐにでも鬼になれる」と思い込んでいる桐矢からすれば、2年間も弟子のままなあきらくんは「いつまでも変身の仕方をがもらえないおちこぼれ」わけか。 手当たり次第に弟子入りしあげくにあきらくんに弟子入りするっていう奇妙な行動も、要は「最終的に変身する力が貰えればいい」んだから「猛士に近づいて変身の仕方を覚えればいい」思ってたんだ。
『仮面ライダー響鬼』に最初から付き合っている我々視聴者からすれば、鬼になる為には「心身共に“鍛える”」ことが必要なのは常識。 だけど振り返ってみると桐矢京介って鬼達が戦う場面には良く見てるけど、「鍛え」の場面はほとんど見てないんですよねぇ。 このあたり明日夢くんと対照的で、前半では普段の戦いに備えて鍛える鬼たちの姿ばかり見ていた明日夢少年は「鬼の修行=心身を鍛えること」って分かってるから自発的にランニングして“鍛え”始めたわけですね。
まぁ普通はこういう勘違いは、実際に行動して深入りする前に他人に聞いたりして是正されるもんなんだけどそれをしないのが実に桐矢らしいなぁ。
戦闘シーンで気になったのは、本来は音撃射の鬼があたるべき魔化魍ウブメを轟鬼くんが担当してたこと。 まぁそのこと自体はそういうもんだとしても、折角「魔化魍の種類に応じて相性のいい武器を持つ鬼が対処する」って設定があったんだから、どうせなら「各地で魔化魍が発生した為に余裕がなくて手の空いてる鬼が対処しいている」とか「複数で出現する等、これまでとパターンが変わった為に魔化魍を特定できなかった」とか説明して状況の異常さをアピールすればいいのに・・・
30話以降こういう“辻褄あわせ”が下手になっちゃったなぁ。
「四十三之巻 変われぬ身」
魔化魍オトロシの踏み踏み攻撃で重症を負ったトドロキくんが再起不能に・・・
ヤマアラシにかまれた裁鬼さんや武者童子に追い詰められ崖から転落した鋭鬼さん等のこれまでの劇中での鬼の負傷の例に比べて、かなりひどい状態になってしまったのは轟鬼くんが鬼としてまだ未熟だったから? それとも音撃中でそれに集中してた為に防御力が弱くなってたのかな?
ベッドに横たわる姿も痛々しいが、ドラマとしても暗すぎて痛々しくて見ちゃいられません。
タクシーに乗ってズルをする桐矢。
「弟子をどちらか一人に・・・」というヒビキさんとおやっさんの会話を聞いた彼にとっては水泳もランニングも鬼の修行じゃなくて「明日夢くんとの競争」にすぎない。つまり桐矢の頭の中では「体を鍛える事」と「鬼の修行」とが全く結びついてなくて、あくまでヒビキさんの弟子を決める為の試験なのである。 だからこそ崖のぼりで明日夢少年に「負けた」あとでトロフィーや賞状を出してきたわけだ。もちろん視聴者はそんな数学のトロフィーなんかが「鬼の修行と関係ない」のは分かってるんだけど、桐矢にとっては「体力や運動神経も鬼の修行と関係ない」わけだから、「関係ないなら自分の得意な分野でも比較してくれ」ってことなんだろう。
であっさりと辞めちゃうわけだけど、でも現実でもよくいるよね。始めるのも早いけど辞めるのも早い人って・・・
「明日夢くんが響鬼さんの弟子になるか否か」ということは、賛否はあれども、ファンにとって重要な関心事だったのは間違いないでしょう。
しかし蓋を開けてみると・・・弟子がらみのドラマの中心にいるのは“桐矢京介”で明日夢くんの方はすっかり影が薄くなっちゃってます。 まぁ私も確かに「明日夢くんには安易に弟子入りしてほしくないなぁ」と思ってましたけど、よもや少年が脇役になってしまうとは予想外でした。
「四十四之巻 秘める禁断」
ザンキさんの立場って今どうなってるんでしょうか?
以前トドロキくんが独り立ち宣言してたけどまだ彼のサポーターなんでしょうか。
響鬼さんや威吹鬼さんはザンキさんの体を心配してましたが“変身したこと自体”はスルーしてましたし、香須実さんが魔化魍出現の連絡してきたのを見ると正式に“鬼に復帰した”んでしょうか? 事実上ドクターストップがかかっている状態の斬鬼さんの復帰を猛士本部が認めるとは思えないし、かといって鬼でない者が“音伽”や“音撃弦”を持ち出せるわけないでしょうし。
猛士という組織が「鬼の力の管理」に厳しいからこそ、シュキさんは鬼の力を取り戻す為に鬼の鎧を奪ったり、鬼を襲ったりしたはずなんですがねぇ。
なんだか唐突に登場した“陰陽環”。 盗んだ桐矢が復讐の為に元同級生を襲ったようにも見えるけど本当の所どうなんでしょうか? 公式HPによれば驚きべき事にこの元同級生は死亡しているとの事。 桐矢に殺人を犯すほどの根性はないと思うんで(笑)やっぱり“ひっかけ”なんでしょうか。
桐矢は“陰陽環”を盗んだものの巧く使えなかったんじゃないか思うんですよ。 元々“陰陽環”って誰でも見よう見まねで使えるような便利なアイテムじゃなくて、ヒビキさんの「これ(陰陽環)を身に付けていれば鬼の力がなくても式神を操れるようになれる」ってセリフも本当は「ずっと身に付けて練習すれば、そのうち式神を操れるようになる」って意味だったんじゃないかなぁ。
まぁ仮に桐矢好みの便利アイテムだったとしても、それをいきなり使えるほど桐矢が器用だとも思えませんから(笑)
さて衝撃的だったザンキさんの「死亡確認」シーン
にも関わらずラストではトドロキくんの元に現れるという謎を呼ぶ幕引きでしたが、来週のタイトルを見る限り残念ながらお亡くなりになる様子。
予告ではトドロキくんが元気になってたけど、ザンキさんが自らの生命を犠牲にして復活させるのか?
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コメント
こんにちは。震電と申します。
「桐矢の勘違い」に関しては、全く同感です。と言うよりも、私はずっと「体力トレーニングを積めば鬼になれるのか?」と、ずっと疑問に思っていました。
鬼になるのに人並みを越えた基礎体力が必要なら、実業団クラスのスポーツ選手からスカウトすれば、鬼を容易に量産出来そうです。
山篭りで心身共に鍛えた極真空手の選手は、音角さえあれば変身できるのでしょうか?
桐矢が、「最初から明日夢を選ぶつもりで、体力競争をやらせている」と思うのも無理はないし、実際、予備知識のある明日夢とそうでない桐矢では、モチベーションに差が出て当然。ちょっと不公平だと思います。
>かといって鬼でない者が“音伽”や“音撃弦”を持ち出せるわけないでしょうし。
この件に関して記事を書いていますので、
参考までに。↓
http://sinden.blog6.fc2.com/blog-entry-171.html
投稿: 震電 | 2005/12/19 06:00
桐矢について、なーるほど!って納得しました。
鬼になることイコール鍛える、とは思ってないとは感じてましたが、そこまで短絡的だとすれば数々の行動もちょっと納得できますね。
陰陽環の件、私も桐矢はやってないと思ってます。
そこまでやらないよなーっていうか。
話としてもそこまでダークにしてもしょうがないじゃん?と思ってますし。
でも、「やっぱり俺のことなんて信じてないんだ!」とか逆ギレしそうで・・・そうなったらまた頭から平気でスルーしちゃいますが(爆)。
投稿: guwaguwa | 2005/12/21 23:42
>震電 さん
体力はあくまで土台という意味あいで、「神秘的な修行」に備えての下地作りなのかなぁと思っていました。
運動音痴の桐矢がそれを理由に弟子入りを断れらることはありませんでしたし、筋力的にハンデのある女性でも鬼になれるのを考えると「体力」は鬼にとって2次的な要素なのかも・・・
>山篭りで心身共に鍛えた極真空手の選手は・・・
劇中で「鬼になる条件」が描写されてませんから断定はできませんが、「音角さえあれば」というわけではない気がしますね。やはり『鬼専門』の修行が必要でしょうし・・・
桐矢に関しては、明日夢くんとの予備知識の差は確かにありますが、その差を埋める為の行動をとってないんですよ。
誰かに「鬼の修行ってどういうものですか?」とか「鬼になる為になにが必要か」とか尋ればいいわけで、その機会があったにもかかわらず、「調べる」努力を怠っている桐矢を指して、アンフェアな状況に置かれているというのはちょっと違う気がします。
音伽についての記事は拝見させていただきました。 同じサポーターでも香須実さんと元鬼だったザンキさんでは役割が違ってそうですね。戦闘の支援が出来るサポーターならある程度の戦闘力を持たせたほうが確かに効率がいいですよね。
>guwaguwa さん
陰陽環はなんだか桐矢に濡れ衣を着せるためだけに登場したアイテムに見えちゃいますね。
あれって吉野からは一個しか送られてこなかったんでしょうか? ちゃんと桐矢の分もあるのかなぁ。
投稿: しゅばるつばい | 2005/12/24 00:35
しゅばるつばいさん、こんにちは。
サイト名が変わってリニューアル開設おめでとうございます!
最近、あきらの出番探しが楽しい響鬼になってしまいました(笑)
呪術とか、おんみょうかんとか、訳わからなくなってしまいそうです・・・
投稿: いんぱら | 2005/12/24 23:05
>いんぱら さん
変わったのは名前だけなんで“リニューアル“というのもちょっと恥ずかしいのですが(笑)ともあれよろしくお願いします。
あきらくんに関してはもう「出番があるだけラッキー」ぐらいに思わないといけないんですかねぇ。
以前から陰陽道的な要素はありましたけど、オカルテlィックな印象が強くなりましたね。
投稿: しゅばるつばい | 2005/12/24 23:52